5月 28, 2019
【INTRODUCTION】
1940年、フィンランドは、ソ連との“冬戦争”で独立は維持するも、ソ連からカレリア地方を含む広大な土地を占領されてしまう。1941年、ソ連はなおもフィンランドへの侵略を計画。それを阻止し、また占領された土地を取り戻すため、フィンランド軍はナチスドイツの力を借り祖国のために立ち上がる。この作品は、いわゆる“継続戦争”におけるフィンランド軍兵士たちが、ソ連軍へ果敢に挑む歩兵たちの戦場における壮絶な任務を丁寧にかつ壮大に描いていく「兵士目線に徹した」戦争映画である。ロッカ、カリルオト、コスケラ、ヒエタネン、年齢や立場、支える家族などそれぞれ生きてきた背景が違う4人の兵士たちを通して、フィンランド軍がいかにしてソ連軍と勇敢に戦ったのかを克明に描写する。非情である最前線で戦う兵士たちに血肉を通わせ、友情、ユーモア、そして生きる意志が兵士たちの団結の力を生み、占領された土地を取り戻していく。最前線を担う各兵士たちの生活とその家族たちの生活を大きく変えてしまった“継続戦争”だが、たとえ戦場で息絶えたとしても戦士たちの生きた証はそれぞれの家族に、そして大地に確実に刻まれていくのだった。
【STORY】
1941年、前年にソ連との“冬戦争”に敗れ、領土の一部を失ったフィンランドはソ連から領土を取り戻すためにソ連に進攻、“継続戦争”が勃発する。この戦争でフィンランドは400万人の人口に対して50万人の軍隊を組織、さらには近隣諸国で唯一ソ連と対峙しているナチスドイツと手を組み、強大なソ連軍相手に戦いを挑む。それぞれの守りたいもの、帰りたい場所のためにソ連との旧国境も超えて戦い続けていく。
<CAST/STAFF>
監督・脚本:アク・ロウヒミエス『4月の涙』
撮影:ミカ・オラスマー『アイアン・スカイ』
出演:エーロ・アホ(『4月の涙』)、ヨハンネス・ホロパイネン、ジュシ・ヴァタネン、アク・ヒルヴィニエミ、ハンネス・スオミほか
©ELOKUVAOSAKEYHTIÖSUOMI 2017
【プレゼント】
・劇場鑑賞券 5組10名様
・非売品プレス 30名様
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